肥満について
Point!
・子供のころの肥満は、将来の肥満、糖尿病などの生活習慣病に結びつきます。早めに標準の体重に戻しましょう。
肥満とその原因

こどもの肥満のほとんどは、「単純性肥満」といって、エネルギーの過剰摂取が原因です。つまり、食事やお菓子、ジュースの過剰摂取、また運動不足によっておこります。
将来、重大な病気の原因ともなります
肥満は、将来の糖尿病、脂質異常症、高血圧などをもたらし、動脈硬化になることで、心筋梗塞や脳卒中をおこすリスクを高めます。とくに年長児の肥満はそのまま成人の肥満に移行しやすいことがわかっています。思春期まで肥満が続くと、生活習慣が染みついてしまうため、そこから元の生活に戻すことは大変難しいです。
肥満の治療
重篤な病気が隠れていないか採血をします。
「単純性肥満」と判明したら、生活習慣をととのえることが一番です。
ダイエット12か条!
- 体重を1日2回、夕食の前と後にはかり、グラフを毎日「自分で」つける
- 体重は減らさなくてもいいが、あまり増えないようにする
- ご家族が肥満なら、一緒にダイエットする
- 食事は、大皿からの取りたい放題方式ではなく、定食方式で
- おかわりはしない
- おやつやジュースは1日160kcalまで
- 給食の牛乳は飲んでいいが、家では控える
- 温野菜を多めに食べる
- 毎日、ウンチに行く
- 睡眠は、幼稚園までは10時間以上、小学生は8時間以上とる
- 家のお手伝いを積極的にする
- 1日60分外で遊ぶ

引用:グラフ「NHKためしてガッテン はかるだけダイエット」
小児科の疾患などについて