臍ヘルニア(でべそ)について
Point!
・皮が余らないように、綿球などで圧迫します。1歳になっても続くようであれば、小児外科にご紹介します。
臍ヘルニアは、お臍が飛び出しているように見える状態であり、一般的には「でべそ」と呼ばれています。臍の緒があった部位の筋肉が完全に閉じ切らないことにより、腸管が脱出することで起こります。赤ちゃんの1割くらいに見られますので、決して珍しい状態ではありません。
臍ヘルニアの治療
生後3ヶ月頃までは臍ヘルニアが大きくなりますが、9割以上のお子さんは1歳頃までにヘルニア門が自然に閉じて治ります。ただし、臍ヘルニアが大きい場合は、たとえ自然に治ったとしても、臍部の余った皮膚が見栄えの悪い形で残ることがあるので、皮が余らないように、綿球などで圧迫する治療を行います。
もし1歳になっても治っていないようであれば、小児外科に紹介させていただきます。
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